単発で収益を上げ続ける労働集約ビジネスやフロー型ビジネスは季節や景気などの外部要因に左右さ
れやすく、計画投資や計画生産が行いにくく、さらには経営者の精神衛生上も良いとは言えないはずです。
これに対しサブスクリプションビジネスは顧客数・顧客単価・契約期間の3軸で経営状態を把握する
ことで、計画も立てやすく、経営者も過度なストレスを抱えにくく、業績の上下も比較的緩やかな為、
時間的猶予が生まれ対処がしやすいといわれています。
リピーターによる定期的な取引によって売上が安定する、ストック型の「サブスクリプションビジネ
ス」を推進していくことが、日本の経済活動を安定化且つ活発にすると信じてやみません。
日本サブスクリプションビジネス振興会(略称サブスク振興会)は、
リピーターによる定期的な取引によって売り上げが安定する、ストック型の「サブスクリプション
ビジネス」の日本国内の振興を目的として2018年12月に設立されました。
「サブスクリプションビジネス」は顧客数・顧客単価・契約期間の3軸で経営状態を把握することで、
計画も立てやすく、業績の上下も比較的緩やかな為、時間的猶予が生まれ対処がしやすいのが特徴です。
また、経営者も過度なストレスを抱えにくいといわれています。このような「サブスクリプションビジネス」を
日本のマーケットに浸透させるべく、情報やノウハウ、事例などサブスクリプションビジネスの成功に必要な情報の
全てを当振興会を通じて提供していきます。
私自身、システムの受託開発事業という労働集約ビジネスを10年以上営んでいました。事業が拡大するにつれ、
属人的になり、利益率が下がり、受注失注に一喜一憂する日々の中でこのような事業形態で経営を継続することに
疑問を覚えました。そこで私は自社製品をサブスク型で販売するモデルに転換しました。
最初はとても苦労しましたが、やがてお客様が増え、損益分岐を越えると、毎月継続的に収入があることのありがたさ
に本当に感謝しました。計画投資がしやすくなり、銀行はじめ投資家からの評価も高く、
2017年には上場するに至りました。
このような素晴らしいサブスクリプションビジネスをもっと世の中に広めたいと強く思うようになったのが本振興会設立
の思いです。10年以上様々なサブスクリプションビジネスに関わってきた情報や事例、ノウハウを惜しみなく皆様に提供することで、
サブスクリプションビジネスに対する恩返しを行いたいと考えております。
オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員CMT
株式会社シンクロ 代表取締役社長
西井 敏恭 様
2001年〜2003年まで2年半かけて世界一周。ブログやSNSのない時代にWEBで旅行記を発信していたところ人気になり、 旅行記を出版。WEBの面白さを知って、デジタルマーケティングの世界にはいる。 株式会社ドクターシーラボにてデジタルマーケティングの責任者を務め、2014年、独立。国内大手企業のマーケティングアドバイザーをおこないながら、オイシックス・ラ・大地株式会社では執行役員CMTとしてサブスクリプションモデルのEC戦略を担当している。
株式会社エアークローゼット
代表取締役社長 兼 CEO 天沼 聰 (2018年12月20日就任予定)
千葉県出身。
イギリスの大学でコンピューター・経営を学び、帰国後にITコンサルティングファームであるアビームコンサルティングに入社。教育系・官公庁系のIT・戦略コンサルに携わる。2011年、楽天株式会社に転職し、海外13拠点をとりまとめるグローバルマネージャーとして活躍。
2014年、ライフスタイルに根付くようなサービスを生み出すことをモットーに株式会社ノイエジークを設立。
2015年6月に株式会社エアークローゼットに社名変更。
東海大学総合社会科学研究所
Eコマースユニット客員准教授 小嵜 秀信
1993年立命館大学文学部史学科東洋史学専攻卒業。学生時代より個人事業主としてビジネスの基礎を学ぶ。1997年よりパソコンスクールを立ち上げに参加。
Eラーニングシステムの開発およびPC・周辺機器のEコマースサイトを開設。2000年より大手流通企業による共同出資Eコマース企業の代表取締役就任。日本初のインターネットディスカウントストア開設。
2003年よりEコマースパッケージ企業を立ち上げ、大手企業Eコマースシステム構築および運営業務を手掛ける。2013年より中国国内にて輸入品スーパー事業を開始。上海にて店舗展開を行う。2014年より越境EC事業を主業務とする企業を立ち上げ、越境EC事業、市中免税店事業、美容健康系商材BtoBサイト運営事業を開始。2016年より東海大学総合社会科学研究所Eコマースユニット客員准教授に就任。日本のEコマース発展のために、学術研究成果発表並びにEコマース人材教育に従事。
テモナ株式会社
代表取締役社長 佐川 隼人
1980年、大阪府生まれ。高校卒業後、18歳で
起業するも事業解散。ソフトウェア開発会社に就職し、約3年間プログラミングを行う。その後オーストラリアに約2年留学し、
帰国後フリーランスのシステムエンジニアとして起業。大規模システム構築に関わり、金融系や生産管理など多岐にわたる業務システムの設計と開発を行う。その後共同経営で会社を立ち上げるも、経営パートナーの裏切りに遭い解散。ほぼ無一文で上京し2008年10月にテ
モナ株式会社を設立。インターネットビジネスにおいて商売の本質である「リピート」の概念にこだわったシステム製品を創出し、
これまで延べ1,000社以上の企業に自社製品の提案、ネット通販のコンサルティングを行う。代表製品に「たまごリピートNext」がある。
株式会社ネオキャリア
代表取締役 西澤 亮一
1978年生まれ、北海道出身。 2000年3月、日本大学商学部卒業。同年4月、新卒で投資会社へ入社。
同年11月、同期新卒9名で株式会社ネオキャリアを設立。取締役に就任。 設立後1年半で赤字4000万円、一時倒産の危機を迎える。
2002年、西澤を代表取締役として会社を立て直すことに。就任後より単月黒字化を維持し、1年半後には累積債務を解消。存続の危機を乗り越え、以降、売上、社員数共に成長を遂げてきた。
現在は、「成長し続ける」という全社で掲げる思想の下、「人材・IT・グローバル」領域にて、世界を代表するサービスカンパニーの実現を目指す。
近年よりスタートした海外事業では、人材紹介事業を中心にシンガポール他アジアへ展開。
世界最大級の起業家組織「Entrepreneurs Organization(起業家機構)」に加盟するEO Japanでは、2012年7月より第17期会長を務めあげた。
株式会社富士山マガジンサービス
代表取締役社長 西野 伸一郎
1964年東京生まれ。88年明治大学卒業。同年NTT入社、システムコンサルタントとして活躍。93年ニューヨーク大学にMBA(経営学修士)留学。95年帰国。
その後、シリコンバレーのベンチャー企業への投資やジョイントベンチャーの設立、ポータルサイト「goo」の立ち上げなどに携わる。
98年㈱ネットエイジ(現ユナイテッド株式会社)設立に参画、取締役に就任。99年9月Amazon.co.jp設立準備のためにAmazon.com本社(シアトル)にてInternational Director/Japan Founder(日本創業者)に就任。2000年11月にAmazon.co.jpを開設、General Managerとして事業を成功に導く。02年7月、日本初の雑誌定期購読エージェンシー「㈱富士山マガジンサービス」設立、代表取締役社長就任。02年12月、雑誌のオンライン書店/~\Fujisan.co.jpスタート。15年7月東証マザーズ上場。
株式会社ファインドスター
代表取締役社長 渡邊 敦彦
2005年株式会社ファインドスター入社。広告セールスに従事。その後、マガシーク株式会社を経て、株式会社ファインドスターのグループ会社第一号となる株式会社ワンスターを創業。代表取締役に就任。単品通販業界に特化したインターネット広告代理事業に進出。
2013年度上半期 Yahoo! JAPAN プレミアム広告 エージェンシーカンファレンスにおいて「優秀成長広告会社賞」を受賞。2013年度 マイクロソフト アドバタイジング パートナーズカンファレンスにおいて「Best Growth賞」を受賞。2013年株式会社ファインドスター取締役に就任。
2015年株式会社ファインドスター代表取締役社長に就任。現在は「人材開発」と「事業開発」に両軸でファインドスターグループの成長に注力。
良いモノがたくさん売れて、一度お店に来てくれたお客様がまた何度も来てくれる。それは簡単なことに見えて、実はとても難しいことです。日本サブスクリプションビジネス振興会(略称サブスク振興会)は、リピーターによる定期的な取引によって売上 が安定する、ストック型の「サブスクリプションビジネス」を推進していくことが、日本の経済活動を安定且つ活発にすると信じてやみません。
代表理事 佐川 隼人
株式会社エアークローゼット
代表取締役社長 兼 CEO 天沼 聰
(2018年12月20日就任予定)
弊社は現在サブスクリプション型のオンラインファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」 というサービスを運営しております。 ただ実は、もともとサブスクリプション型にするという考えでスタートしたわけではなく、「人々の日々の生活(ライフスタイル)をより豊かにしたい」という想いでサービス設計をした際、煩わしい登録作業などをできる限りなくし、毎月自然とサービスが受けられた方が、お客様にとって受けやすいかたちとなり、事業者側にとっても需要の予測がしやすく、よりお客様に対して最大限のサービスが作れる素晴らしいかたちとなるのではと考えたのがきっかけでした。サブスクリプションは、このように提供する価値そのものを考えた際に、サービスを受ける側もする側にとってもWin-winとなるかたちがつくれる「仕組み」だと思っています。一方で、たんにサブスクリプションにするだけでは成り立たな い場合も多く、継続していただくための施策などサブスクリプション特有のノウハウも多く存在します。 本振興会は、サブスクリプションビジネスにかかる情報やノウハウを皆で共有し、それぞれのサービス価値を高める場となると確信しております。事業者それぞれのかたちがある中でも、”サブスクリプション”という共通点で高め合える場にしていきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。
東海大学総合社会科学研究所
Eコマースユニット客員准教授
小嵜 秀信
わが国で、Eコマース・電子商取引という言葉が世の中に出始めて、はや20年。Eコマース黎明期から今まで、様々なEコマー スのビジネスモデルが生まれ、私たちの購買行動・購買心理は劇的に変化をしてきました。 今、モノからコトへの変化が、社会的に大きくクローズアップされております。消費者はモノを求めるのではなく、モノを買ったことによって得られるコトのために消費をする。そんな時代において、一定の期間のコトに対してその対価である費用を払う、そして結果としてモノが介在する、この消費者心理の変化に対して、サブスクリプションモデルは大きな役割を果たします。 まだまだ、定期購入=収益を確保すためのEコマースによる販売手段、程度に理解されている現状がありますが、実はそうではなく、消費行動変化の大きな流れなのです。日本サブスクリプション振興会の活動を通じて、多くの方々と共に学び、より良い社会を一緒に作り上げていきたいと願っております。
株式会社ネオキャリア
代表取締役 西澤 亮一
ネオキャリアは2000年の創業以来、「お客様の成長に繋がるサービスを提供し続ける」という強い想いのもと、人材採用をはじめとするさまざまなサービスを通じて、数多くの社会課題に向き合ってきました。昨年10月には創業19年目を迎え、人間でいえば“成人”目前の私たちは、お客様、そして社会課題に向き合い、事業を推進しています。昨今あらゆる面でテクノロジーがめざましい進化を遂げていく中、ネオキャリアのビジネス領域でも、テクノロジーの活用なしにはお客様、社会の課題を解決することが難しくなってきています。そこで、HR(ヒューマンリソース)とテクノロジーを掛け合わせた、「HR Tech」という新たな潮流を2015年に捉えた私たちは、2016年に「jinjer」という人事プラットフォームサービスをローンチしました。これはサブスクリプション方式を採用したビジネスモデルであり、時流の後押しを受け、現在(2018年12月時点)ではのべ7,000社に導入していただいております。同様に弊社では、「Calling」「enigma pay」といった、新たなサブスクリプション方式のビジネスを展開するに至っています。本当に意味でお客様に価値を追求することが出来る、サブスクリプションビジネスを更に深めていく中で、発起人の佐川さんからお声がけを頂き、この度本振興会に参加させていただくことに致しました。皆様とともにもっとサービスに磨きをかけ、日本初の素晴らしいサービスを世界に拡めていけるよう取り組んでまいります。
株式会社富士山マガジンサービス
代表取締役社長 西野 伸一郎
Fujisanを創業して15年、年間80億円以上の雑誌を50万人以上の読者に毎月お届けしています。創業以来、毎年増収で来れた のは、我々のビジネスがサブスクリプションモデルだからに他なりません。雑誌の定期購読は、元祖サブスクリプション・コマースだったりするのですが、現在、もっともっと広い意味でのサブスクリプション経済が到来しようとしています。Fujisanも、これまで作ってきたその仕組みをベースに、より広い様々な市場にそのプラットフォームを展開していきたいと考えています。「所有」から自分の望む結果を得るための「サービスとしての利用」がどんどん進む。単品でモノを購入する比率はどんどん下がっていき、自分のライフスタイルにあった生活の中で必要なモノはサービスの一環として個人個人のニーズに合った形で届くようになる。そんなサブスクリプションビジネス/経済到来に向けての課題や情報共有、国内外の最先端事例の発信等、取り組んでいきたいと思います。共感いただける仲間は是非、ご一緒に!
株式会社ファインドスター
代表取締役社長 渡邊 敦彦
「サブスクリプションモデル」という言葉が一般化する以前より、私は「単品リピート通販」というビジネスモデルと関わり、 「定期購入モデル」のマーケティング支援を生業としてきました。「単品リピート通販市場」は、現在の「サブスクリプションモデル」と収益モデルは極めて近く、「サブスクリプションモデル」の源流の一つであると思っています。 「単品リピート通販市場」は、1990年代〜2000年代に大きく成長を遂げましたが、現在は大企業の通販参入やECの台頭により、競争は激化し国内市場は成熟へと向かっており、今まさに転換地点にあります。 「単品リピート通販市場」がこれまで培ってきたマーケティングノウハウを「サブスクリプションモデル」に活かし、かかわる経営者、事業開発担当者、マーケターなど様々な方々が共に学び、次代のビジネスが生まれ続けていくきっかけに本振興会が存在するよう、私も関わっていきたいと思います。