創立までの想い

メッセージ 

サブスクリプションビジネスをもっと多くの人に

私自身、システムの受託開発事業という労働集約ビジネスを10年以上営んでいました。事業が拡大するにつれ、 属人的になり、利益率が下がり、受注失注に一喜一憂する日々の中でこのような事業形態で経営を継続することに 疑問を覚えました。そこで私は自社製品をサブスク型で販売するモデルに転換しました。
最初はとても苦労しましたが、やがてお客様が増え、損益分岐を越えると、毎月継続的に収入があることのありがたさ に本当に感謝しました。計画投資がしやすくなり、銀行はじめ投資家からの評価も高く、 2017年には上場するに至りました。
このような素晴らしいサブスクリプションビジネスをもっと世の中に広めたいと強く思うようになったのが本振興会設立 の想いです。

Hayato Sagawa

佐川 隼人

テモナ株式会社 代表取締役社長
日本サブスクリプションビジネス振興会ファウンダー

設立メンバーのメッセージ

Satoshi
Amanuma

天沼 聰

株式会社エアークローゼット
代表取締役社長 兼 CEO

人々の生活をより豊かにしたいという想いが、サブスクリプションという「仕組み」に

弊社は現在サブスクリプション型のオンラインファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」というサービスを運営しております。
ただ実は、もともとサブスクリプション型にするという考えでスタートしたわけではなく、「人々の日々の生活(ライフスタイル)をより豊かにしたい」という想いでサービス設計をした際、煩わしい登録作業などをできる限りなくし、毎月自然とサービスが受けられた方が、お客様にとって受けやすいかたちとなり、事業者側にとっても需要の予測がしやすく、よりお客様に対して最大限のサービスが作れる素晴らしいかたちとなるのではと考えたのがきっかけでした。
サブスクリプションは、このように提供する価値そのものを考えた際に、サービスを受ける側もする側にとってもWin-winとなるかたちがつくれる「仕組み」だと思っています。一方で、たんにサブスクリプションにするだけでは成り立たない場合も多く、継続していただくための施策などサブスクリプション特有のノウハウも多く存在します。
本振興会は、サブスクリプションビジネスにかかる情報やノウハウを皆で共有し、それぞれのサービス価値を高める場となると確信しております。事業者それぞれのかたちがある中でも、”サブスクリプション”という共通点で高め合える場にしていきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

Hidenobu
Kosaki

小嵜 秀信

東海大学総合社会科学研究所
Eコマースユニット客員准教授

消費者心理の変化に対して、大きな役割を果たす

わが国で、Eコマース・電子商取引という言葉が世の中に出始めて、はや20年。Eコマース黎明期から今まで、様々なEコマースのビジネスモデルが生まれ、私たちの購買行動・購買心理は劇的に変化をしてきました。今、モノからコトへの変化が、社会的に大きくクローズアップされております。消費者はモノを求めるのではなく、モノを買ったことによって得られるコトのために消費をする。そんな時代において、一定の期間のコトに対してその対価である費用を払う、そして結果としてモノが介在する、この消費者心理の変化に対して、サブスクリプションモデルは大きな役割を果たします。
まだまだ、定期購入=収益を確保すためのEコマースによる販売手段、程度に理解されている現状がありますが、実はそうではなく、消費行動変化の大きな流れなのです。
日本サブスクリプション振興会の活動を通じて、多くの方々と共に学び、より良い社会を一緒に作り上げていきたいと願っております。

Ryoichi
Nishizawa

西澤 亮一

株式会社ネオキャリア
代表取締役

本当の意味でお客様に価値を追求することが出来る、サブスクリプションビジネスを更に深めていく

ネオキャリアは2000年の創業以来、「お客様の成長に繋がるサービスを提供し続ける」という強い想いのもと、人材採用をはじめとするさまざまなサービスを通じて、数多くの社会課題に向き合ってきました。昨年10月には創業19年目を迎え、人間でいえば“成人”目前の私たちは、お客様、そして社会課題に向き合い、事業を推進しています。
昨今あらゆる面でテクノロジーがめざましい進化を遂げていく中、ネオキャリアのビジネス領域でも、テクノロジーの活用なしにはお客様、社会の課題を解決することが難しくなってきています。そこで、HR(ヒューマンリソース)とテクノロジーを掛け合わせた、「HR Tech」という新たな潮流を2015年に捉えた私たちは、2016年に「jinjer」という人事プラットフォームサービスをローンチしました。これはサブスクリプション方式を採用したビジネスモデルであり、時流の後押しを受け、現在(2018年12月時点)ではのべ7,000社に導入していただいております。同様に弊社では、「Calling」「enigma pay」といった、新たなサブスクリプション方式のビジネスを展開するに至っています。
本当の意味でお客様に価値を追求することが出来る、サブスクリプションビジネスを更に深めていく中で、発起人の佐川さんからお声がけを頂き、この度本振興会に参加させていただくことに致しました。皆様とともにもっとサービスに磨きをかけ、日本初の素晴らしいサービスを世界に拡めていけるよう取り組んでまいります。

Atsuhiko
Watanabe

渡邊 敦彦

株式会社ファインドスター
代表取締役社長

次代のビジネスが生まれ続けていくきっかけとして

「サブスクリプションモデル」という言葉が一般化する以前より、私は「単品リピート通販」というビジネスモデルと関わり、「定期購入モデル」のマーケティング支援を生業としてきました。
「単品リピート通販市場」は、現在の「サブスクリプションモデル」と収益モデルは極めて近く、「サブスクリプションモデル」の源流の一つであると思っています。
「単品リピート通販市場」は、1990年代〜2000年代に大きく成長を遂げましたが、現在は大企業の通販参入やECの台頭により、競争は激化し国内市場は成熟へと向かっており、今まさに転換地点にあります。
「単品リピート通販市場」がこれまで培ってきたマーケティングノウハウを「サブスクリプションモデル」に活かし、かかわる経営者、事業開発担当者、マーケターなど様々な方々が共に学び、次代のビジネスが生まれ続けていくきっかけに本振興会が存在するよう、私も関わっていきたいと思います。

Shin
Nishino

西野 伸一郎

株式会社富士山マガジンサービス
代表取締役社長

もっともっと広い意味でのサブスクリプション経済が到来

Fujisanを創業して15年、年間80億円以上の雑誌を50万人以上の読者に毎月お届けしています。創業以来、毎年増収で来れたのは、我々のビジネスがサブスクリプションモデルだからに他なりません。
雑誌の定期購読は、元祖サブスクリプション・コマースだったりするのですが、現在、もっともっと広い意味でのサブスクリプション経済が到来しようとしています。Fujisanも、これまで作ってきたその仕組みをベースに、より広い様々な市場にそのプラットフォームを展開していきたいと考えています。
「所有」から自分の望む結果を得るための「サービスとしての利用」がどんどん進む。単品でモノを購入する比率はどんどん下がっていき、自分のライフスタイルにあった生活の中で必要なモノはサービスの一環として個人個人のニーズに合った形で届くようになる。
そんなサブスクリプションビジネス/経済到来に向けての課題や情報共有、国内外の最先端事例の発信等、取り組んでいきたいと思います。共感いただける仲間は是非、ご一緒に!